虚数単位とは何か

虚数単位とは、iiと表記され、以下のように定義される数です。

i2=1i^2=-1

実数とは異なり、iiは自己共役ではありません。つまり、i=i\overline{i}=-iです。

虚数単位の性質

虚数単位には以下のような性質があります。

  • iiを2乗すると1-1になる。
  • iiを何乗しても、11または1-1またはiiまたはi-iになる。
  • iiは実数ではないため、実数と複素数を足したり引いたりすると、虚数部が残る。
  • iiを複素数に掛けると、実部と虚部が入れ替わって符号が反転する。
  • iiを複素数に割ると、分母・分子にそれぞれiiを掛けて虚数部を消す操作を行うことができる。

虚数単位の応用

虚数単位は、複素数の表現に欠かせないものです。複素数を表す際、実数部と虚数部を組み合わせて以下のように表現します。

z=a+biz=a+bi

ここで、aaは実数部、bbは虚数部、iiは虚数単位です。このように複素数を表現することで、平面上の点として捉えることができます。

また、虚数単位は物理学の分野でも重要な役割を担っています。例えば、電気工学において、交流回路の解析において虚数単位が使用されます。虚数単位を用いることで、計算を簡略化することができます。

まとめ

虚数単位は、複素数の表現や電気工学など様々な分野で使用され、非常に重要な数です。iiの性質や応用について理解することで、複素数や虚数に対する理解を深めることができます。

リンク

Imaginary unit[EN]