Pythonには、様々なデータ型があります。ここでは、整数、浮動小数点数、文字列、ブール型について解説します。
整数 (int)
整数は、数値の中でも最も基本的なデータ型です。Pythonでは、整数を表すために int という型を使います。整数は、正の値、負の値、または0であることができます。
x = 5 # 正の整数 y = -10 # 負の整数 z = 0 # 0
Pythonでは、整数の四則演算が可能です。
a = 10 b = 3 print(a + b) # 13 print(a - b) # 7 print(a * b) # 30 print(a / b) # 3.3333333333333335 print(a // b) # 3 (小数点以下を切り捨てた結果) print(a % b) # 1 (aをbで割った余り) print(a ** b) # 1000 (aのb乗)
浮動小数点数 (float)
浮動小数点数は、小数点以下がある数値を表すためのデータ型です。Pythonでは、浮動小数点数を表すために float という型を使います。
x = 2.5 y = -1.23 z = 0.0
Pythonでは、浮動小数点数の四則演算も可能です。
a = 1.5 b = 0.5 print(a + b) # 2.0 print(a - b) # 1.0 print(a * b) # 0.75 print(a / b) # 3.0
文字列 (str)
文字列は、文字の並びを表すためのデータ型です。Pythonでは、文字列を表すために str という型を使用します。文字列は、シングルクォーテーション (') またはダブルクォーテーション (") で囲みます。
x = 'hello' y = "world" z = "Python is fun!"
文字列同士の連結も可能です。
a = "hello" b = "world" print(a + " " + b) # "hello world"
文字列の一部を取り出すこともできます。
s = "Python is fun!" print(s[0]) # "P" print(s[-1]) # "!" print(s[7:9]) # "is"
ブール型 (bool)
ブール型は、真偽値 (True / False) を表すためのデータ型です。Pythonでは、ブール型を表すために bool という型を使います。
x = True y = False
ブール型は、論理演算子 (and, or, not) と一緒に使われることが多いです。
a = True b = False print(a and b) # False print(a or b) # True print(not a) # False
以上がPythonにおける基本的なデータ型でした。慣れてくると、これらのデータ型を組み合わせて様々な演算ができるようになります。
リンク
Data types (integers, floating-point numbers, strings, booleans)[EN]