オイラー関数とは、正の整数nと互いに素な正の整数の個数を表す関数です。この関数は、レオンハルト・オイラーによって導入されました。
オイラー関数を表す一般的な記号は、φ(n)です。例えば、φ(1)=1、φ(2)=1、φ(3)=2、φ(4)=2、φ(5)=4、φ(6)=2、φ(7)=6、φ(8)=4、φ(9)=6、φ(10)=4、φ(11)=10、φ(12)=4、φ(13)=12、φ(14)=6、φ(15)=8、φ(16)=8、φ(17)=16、φ(18)=6、φ(19)=18、φ(20)=8、φ(21)=12、φ(22)=10、φ(23)=22、φ(24)=8、φ(25)=20、φ(26)=12、φ(27)=18、φ(28)=12、φ(29)=28、φ(30)=8、φ(31)=30、φ(32)=16、φ(33)=20、φ(34)=16、φ(35)=24、φ(36)=12、φ(37)=36、φ(38)=18、φ(39)=24、φ(40)=16、φ(41)=40、φ(42)=12、φ(43)=42、φ(44)=20、φ(45)=24、φ(46)=22、φ(47)=46、φ(48)=16、φ(49)=42、φ(50)=20です。
オイラー関数には、いくつかの性質があります。以下にいくつかの性質を挙げます。
- nが素数pの場合、φ(n)=p−1です。
- nが異なる素数p1,p2,⋯,pkの積である場合、φ(n)=n⋅(1−p11)⋅(1−p21)⋯(1−pk1)です。
- nが正の整数mのk乗である場合、φ(n)=m⋅(1−p1)です。ただし、pはmの素因数です。
- nが正の整数mと互いに素である場合、φ(mn)=φ(m)⋅φ(n)です。
- nが正の整数の場合、d∣n∑φ(d)=nです。ここで、d∣nはdがnの約数であることを表します。
オイラー関数は、数学において重要な役割を果たしています。例えば、RSA暗号においては、オイラー関数を用いて、公開鍵と秘密鍵を生成します。
オイラー関数についての詳しい説明は、数学の教科書やウェブサイトなどで確認することができます。
リンク
Euler's totient function[EN]