リストはPythonでよく使用されるデータ構造のひとつです。リストは、複数の値をまとめて1つのオブジェクトとして扱うことができます。
リストは、[]（角括弧）で囲むことで作成することができます。以下は、リストの作成例です。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
リストの要素には、インデックスを指定することでアクセスできます。インデックスは、0から始まる整数値で、以下のように指定します。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5] print(my_list[0]) # 1 print(my_list[1]) # 2 print(my_list[2]) # 3
リストの要素は、任意の型を持つことができます。以下は、異なる型の要素を持つリストの例です。
my_list = [1, "hello", True, 3.14]
リストには、要素の追加・削除・変更などができます。以下は、リストに要素を追加する例です。
my_list = [1, 2, 3] my_list.append(4) print(my_list) # [1, 2, 3, 4]
以下は、リストから要素を削除する例です。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5] del my_list[2] print(my_list) # [1, 2, 4, 5]
以下は、リストの要素を変更する例です。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5] my_list[2] = 10 print(my_list) # [1, 2, 10, 4, 5]
リストの要素数は、len()関数で取得することができます。以下は、リストの要素数を取得する例です。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5] print(len(my_list)) # 5
リストには、様々な便利なメソッドが用意されています。その中でもよく使われるものをいくつか紹介します。
・count()：リスト内に指定した値が何個含まれるかを返す。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5, 2, 3, 2] print(my_list.count(2)) # 3
・index()：リスト内に指定した値が含まれている場合、そのインデックスを返す。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5] print(my_list.index(3)) # 2
・sort()：リスト内の要素を昇順にソートする。引数にreverse=Trueを指定すると、降順にソートする。
my_list = [3, 1, 4, 2, 5] my_list.sort() print(my_list) # [1, 2, 3, 4, 5] my_list = [3, 1, 4, 2, 5] my_list.sort(reverse=True) print(my_list) # [5, 4, 3, 2, 1]
以上が、Pythonのリストについての基本的な解説です。リストは、複数の値をまとめて扱う場合に非常に便利なデータ構造です。