Pythonは、インタープリタ型言語であり、コンパイル型言語と異なり、コードを実行する前にコンパイルする必要がありません。Pythonには、2.xシリーズと3.xシリーズがありますが、本記事では、Python 3.xシリーズを前提として説明します。
インタープリタとは
Pythonのインタープリタは、Pythonコードを実行するためのプログラムです。Pythonインタープリタは、コマンドラインからインタラクティブに実行することができます。つまり、1つのコマンドを入力する度にPythonコードを実行できます。
例えば、Pythonインタープリタを起動するには、ターミナルを開いて以下のコマンドを実行します。
$ python3
すると、以下のようにPythonのプロンプトが表示されます。
Python 3.6.9 (default, Jul 17 2020, 12:50:27) [GCC 8.4.0] on linux Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information. >>>
ここで、Pythonコードを入力し、実行することができます。例えば、以下のように入力して、実行してみましょう。
>>> print("Hello, World!") Hello, World!
このように、インタープリタでPythonコードを実行することができます。
スクリプトファイルとは
スクリプトファイルとは、Pythonコードをテキストファイルに書き込んで、Pythonインタープリタに読み込んで実行する方法です。スクリプトファイルは、拡張子が「.py」である必要があります。
例えば、以下のようなPythonコードを記述した「hello.py」というファイルがあったとします。
print("Hello, World!")
このスクリプトファイルを実行するには、以下のようにコマンドを入力します。
$ python3 hello.py
すると、以下のように実行結果が表示されます。
Hello, World!
このように、スクリプトファイルを使うことで、Pythonコードをファイルに保存し、必要な時に実行することができます。
まとめ
Pythonには、インタープリタ型言語であることから、Pythonインタープリタを使ってPythonコードを実行することができます。また、Pythonコードをスクリプトファイルに記述し、Pythonインタープリタに読み込んで実行することもできます。スクリプトファイルを使うことで、Pythonコードをファイルに保存し、必要な時に実行することができます。