Minicondaとは何か?

Minicondaは、Pythonのバージョン管理ソフトウェアであり、Anacondaの軽量バージョンとして開発されました。Minicondaは、Pythonと必要なパッケージを簡単にインストールし、仮想環境を作成することができます。Minicondaは、データサイエンス、機械学習、科学技術計算、Web開発など、様々な分野で使用されています。

Minicondaは、condaと呼ばれるPythonのパッケージ管理ツールを使用しています。condaを使うことで、ライブラリやパッケージが依存する他のライブラリやパッケージとの衝突を避けることができるため、簡単に環境を構築することができます。

Minicondaのインストール方法

  1. Minicondaのダウンロード

まず、公式サイト https://docs.conda.io/en/latest/miniconda.html external_link にアクセスし、自分の環境に適したインストーラーをダウンロードします。

  1. インストーラーの実行

ダウンロードしたインストーラーを実行します。Windowsの場合は.exeファイルを、Macの場合は.pkgファイルをクリックして実行します。

  1. インストールの確認

インストーラーに従ってインストールを進め、完了したら、ターミナル(Mac)またはAnaconda Prompt(Windows)を開いて、以下のコマンドを実行して動作確認を行います。

$ conda --version

バージョン番号が表示されれば、正しくインストールされています。

Minicondaを使って仮想環境を作成する方法

仮想環境は、プロジェクトごとに必要なライブラリやパッケージをインストールするための独自のPython環境です。Minicondaを使って、仮想環境を作成する方法を説明します。

  1. 仮想環境の作成

以下のコマンドを実行して、"env_name"という名前の仮想環境を作成します。

$ conda create --name env_name
  1. 仮想環境の有効化

以下のコマンドを実行して、作成した仮想環境を有効化します。

$ conda activate env_name
  1. パッケージのインストール

有効化した仮想環境に必要なパッケージをインストールします。例えば、numpyをインストールする場合は以下のコマンドを実行します。

$ conda install numpy
  1. 仮想環境の無効化

仮想環境を使い終わったら、以下のコマンドを実行して無効化します。

$ conda deactivate

まとめ

Minicondaは、Pythonと必要なパッケージを簡単にインストールし、仮想環境を作成することができます。condaを使うことで、ライブラリやパッケージが依存する他のライブラリやパッケージとの衝突を避けることができるため、簡単に環境を構築することができます。また、仮想環境を使うことで、プロジェクトごとに必要なライブラリやパッケージをインストールするための独自のPython環境を作成することができます。

リンク

Miniconda[EN]