【ydata-profilingとは】
ydata-profilingは、データセットのプロファイリングを行うためのPythonパッケージです。データセットの中身を把握するために必要な各種統計量や分析結果を出力することができます。特に、データの欠損値や異常値を検出するための機能が充実しています。

【インストール方法】
以下のコマンドでインストールできます。

pip install ydata-profiling

【使い方】
使用例として、Titanicの乗客データを例にして説明します。

import pandas as pd from pandas_profiling import ProfileReport # データの読み込み titanic_df = pd.read_csv('titanic.csv') # プロファイリングの実行 profile = ProfileReport(titanic_df, title='Titanic Data Profiling Report') # レポートの出力 profile.to_file(output_file='titanic_report.html')

上記のように、プロファイリングを行いたいデータセットをPandasのDataFrameで読み込み、ProfileReport関数に渡すことでプロファイリングを実行できます。出力されたレポートはHTML形式で保存されます。

プロファイリングの結果には、以下のような情報が含まれます。

  • データの概要
  • データの欠損値
  • 各種統計量(平均値、中央値、最大値、最小値など)
  • 相関係数行列
  • 分布の可視化
  • 異常値の検出結果

特に、異常値の検出には以下のような手法が用いられています。

  • Tukeyの外れ値検出法(箱ひげ図に基づく方法)
  • マハラノビス距離に基づく方法
  • 閾値による方法

これらの手法によって、データの異常値を検出することができます。

【まとめ】
ydata-profilingは、データセットのプロファイリングに必要な機能が豊富に揃ったPythonパッケージです。データの欠損値や異常値を検出するための手法も充実しているため、データ分析において大変有用なツールとなっています。

リンク

ydata-profiling[EN]