Seleniumとは、Webブラウザ自動化ツールの一種であり、PythonでWeb自動化をする際には非常に便利です。主に以下のような用途に使われます。
- Webページのスクレイピング
- ユーザーのシナリオに基づいた自動化テスト
- ドライバーとして、さまざまなブラウザを制御
Seleniumを使うためには、まずWebブラウザのドライバーをダウンロードする必要があります。Pythonから操作するブラウザに応じて、Firefox、Chrome、IEなどのドライバーをインストールします。
例えば、Chromeのドライバーをインストールする場合は、以下のサイトからダウンロードします。
https://sites.google.com/a/chromium.org/chromedriver/downloads external_link
ダウンロードしたドライバーをPATHに通すことで、Pythonからドライバーを操作できるようになります。
次に、Seleniumのインストールが必要です。以下のコマンドを入力してインストールします。
pip install selenium
Seleniumは、Pythonからブラウザを操作するためのAPIを提供しています。以下は、Seleniumを使ってGoogleのトップページを開くためのサンプルコードです。
from selenium import webdriver driver = webdriver.Chrome() # Chromeのドライバーを使用 driver.get("https://www.google.com") # Googleのトップページを開く
このように、Seleniumを使えばPythonからブラウザを制御して、自動化に役立てることができます。また、Seleniumには様々な機能があり、CSSセレクタ、XPathを使った要素の取得、JavaScriptの実行、フォーム操作などが可能です。詳細については、公式ドキュメントを参照してください。