ラムダ式とは、Pythonの基本的なプログラミング構造である関数をより簡潔に記述するための方法です。
通常のPythonの関数は、defキーワードを用いて定義します。例えば、以下のような関数があります。
def add(x, y): return x + y
これは、2つの引数xとyを受け取り、それらを足し算した結果を返す関数です。この関数を呼び出す場合は、以下のようにします。
result = add(2, 3) print(result) # 5が出力される
一方、ラムダ式を用いると、この関数をより簡潔に記述することができます。以下のように、lambdaキーワードを用いて関数を定義します。
add = lambda x, y: x + y
これで、同じ関数が定義されました。この関数を呼び出す場合は、以下のようにします。
result = add(2, 3) print(result) # 5が出力される
ラムダ式は、匿名関数として定義されることが多いです。つまり、関数に名前をつける必要がなく、直接呼び出すことができます。例えば、以下のように使うことができます。
result = (lambda x, y: x + y)(2, 3) print(result) # 5が出力される
このように、ラムダ式を用いることで、簡潔に関数を定義することができます。特に、単純な関数や、関数が一時的に必要な場合には、ラムダ式を用いることで、よりスッキリとしたコードを書くことができます。